赤木幸仁オフィシャルサイト

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ブログ 2021.09.25

【長崎県議会】2021年9月赤木幸仁一般質問

 

 

P.145 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) おはようございます。
 ただいまから、本日の会議を開きます。
 これより、9月17日に引き続き、一般質問を行います。
 赤木議員-3番。

P.145 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) (拍手)〔登壇〕皆様、おはようございます。
 改革21、長崎市選出、赤木幸仁でございます。
 質問に入ります前に、8月豪雨でお亡くなりになった方々へご冥福をお祈り申し上げます。
 私自身、お亡くなりになった方とつながりがあったもので、とても残念でなりません。思いを酌み、一日も早く雲仙温泉が活気あるまちに戻るよう取り組んでまいる所存です。
 それでは、質問に入ります。
 わかりやすい質問に努めていきますので、明朗なご答弁をお願いいたします。
 1、新型コロナウイルス対策と出口戦略について。
 (1)自粛要請と補償の在り方。
 この一年半、新型コロナウイルス感染症と毎日向きあってまいりました。当たり前の営みを奪い、時には分断を生み、幾つもの別れを見てきました。感染状況等に応じて、知事は会見を行い、県民の皆様に会食、外出、移動等様々な自粛要請、営業時間の短縮要請等、数々のメッセージを出してきました。そして、様々なデータをわかりやすく、時には具体的な感染事例を紹介し、伝えていただいておりました。感染事例の紹介は具体的でわかりやすい一方で、特定の事業に多大な影響を与えたことにも目を向けなければなりません。
 今回、影響を受けた事業者からメッセージをいただきました。
 「私が所属している部署は、主に飲食店の皆様をターゲットに、カラオケ機器のレンタルや販売を主としたルート営業、メンテナンス等を行っております。周知のとおり、緊急事態宣言発令に伴い、事業主の皆様も筆舌に尽くしがたい苦しい状況を強いられております。昨年から続くコロナ禍の影響から廃業、解約が相次いでおり、減収に歯止めがきかない状況です。そんな中、『カラオケ機器設備提供の自粛』といった文言が、知事からも、県ホームページにもはっきりと明記されております。カラオケによる飛沫などの影響は素人でも理解できます。ただ、直接的な表現で、私どものようなカラオケ関連事業に携わる市民への配慮があまりにも欠如しているのではないでしょうか。カラオケ設備の提供を自粛しているのだから支払いたくないとお考えの方がほとんどで、日夜支払い交渉に追われ、時には心ないお言葉もいただきます。クレームは後を絶ちません。私どもには、家族や生活があり、当然に人格があります。カラオケという文化そのものを維持する企業があるのにもかかわらず、行政の公式声明に、単にそれを自粛させる旨の文言があることに違和感を覚えました。会社の大小を問わずに、私どものような一民間企業にも救済措置を図っていただくことは難しいことなのでしょうか」とメッセージをいただきました。
 事実を伝え、それを感染予防につなげることはとても重要であります。しかし、知事が出すメッセージの割に協力しても協力金ももらえず、日々の仕事もままならず涙を流す方々がいるのです。
 私は、自粛要請には補償がセットであり、直接的なメッセージを出すのであれば、特段の配慮が必要だと考えております。このような県民の方の意見を聞いたうえで知事の考えをお尋ねいたします。
 以降の質問は、対面演壇席にて質問させていただきます。
 何とぞよろしくお願いいたします。

P.146 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 知事。

P.146 ◎答弁 知事(中村法道君)

◎知事(中村法道君) 〔登壇〕赤木議員のご質問にお答えいたします。
 自粛要請と補償の在り方について、メッセージを出す際には補償とセットで考えるべきではないのかとのお尋ねであります。
 様々な感染リスクに直面するコロナ禍において、県民の皆様方の命と健康を守るためには、その時々の感染状況に応じて、感染リスクを回避するための様々な情報を幅広い県民や事業者の方々にメッセージとしてお届けし、社会全体の取組として自らリスクを回避していただくことが重要であると考えております。
 このため、県外との往来自粛やイベントの中止・延期、カラオケ設備の利用自粛や店内の密を避けるための人数制限など、様々なお願いにご協力いただいてきたところであり、必ずしも補償とセットでなければならないとは考えていないところであります。
 しかしながら、そうしたメッセージにより経営への甚大な影響が避けられない事業者に対しては、国の地方創生臨時交付金を活用した協力金や県独自の事業継続支援給付金により支援してきたところであり、「第5波」においても同様の措置を講じてまいりたいと考えているところであります。
 以後のお尋ねについては、自席の方からお答えをさせていただきます。

P.146 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.146 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 私は、県の存在意義が今回問われたのではないかと思います。国の目が届かない部分は、県が動かなければならないのではないでしょうか。地域の実情に合わせた支援やメッセージを今後も出していただくよう、お願いいたします。
 (2)経済活性視点での検査体制について。
 「第5波」は、県民の皆様のご協力で徐々に改善してきております。ワクチン接種も進んでおりますが、県外移動をする際、陰性確認してから移動する実情も見てとれます。
 お盆の時期、県は、県外から来県する際は居住地で検査を行い、陰性確認してから来県してとのアナウンスを行っておりました。来県時検査費用支援を対策としておりましたが、実績について、お尋ねいたします。

P.147 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 福祉保健部長。

P.147 ◎答弁 福祉保健部長(寺原朋裕君)

◎福祉保健部長(寺原朋裕君) 「第5波」においては、新規感染者のうち、県外関連事例が多くを占めており、県民の皆様に対し、県外との往来自粛をお願いするとともに、他県にお住まいのご家族等へ、本県への移動を控えるよう呼びかけていただき、やむを得ず来県される際は、事前のPCR検査等の受検をお願いしたところであります。
 この事前のPCR検査等にかかる費用につきましては、8月7日から23日に来県された方を助成対象としたところでありますが、計260件の申請があり、約168万円の交付が見込まれております。
 なお、本事業の内容を掲載した県ホームページには、9月15日までに約3万件のアクセスがあったことなどから、来県自粛に係る呼びかけに一定の効果はあったものと考えております。

P.147 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.147 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 一定効果があった等の答弁でありましたが、想定より多分相当少ない数字だったと私は認識しております。手軽さがなかったことが課題だったのかなと、私自身は考えているところです。
 同じタイミングで、長崎県警も東京オリンピック警備を終え、長崎県に戻ってまいりました。職務に努めていただいたものと認識しておりますが、複数の方が不幸にも新型コロナ陽性となってしまいました。検査体制がどのようになされていたのか、また、職員の方々の現況、公私両面において不利益を被るような状況が生じていないのか、お尋ねいたします。

P.147 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 警察本部長。

P.147 ◎答弁 警察本部長(中村亮君)

◎警察本部長(中村亮君) 3点、お答えいたします。
 まず、検査体制についてでありますが、東京オリンピック警備のため、本年6月末から8月上旬までの間、東京都に派遣しておりました本県警察官につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大地域での活動であったことを踏まえまして、帰県前、または職場復帰前に派遣者全員に対してPCR等の検査を受けさせ、感染の有無を確認しております。
 次に、感染した警察官の現況等についてであります。
 本県から派遣していた警察官のうち、6名が新型コロナウイルス感染症に感染していることが判明しましたが、それぞれ療養期間を経て、5名は既に職場復帰しており、残り1名につきましても症状は改善し、今週中に職場復帰できる見込みであります。
 最後に、感染した職員の不利益等についてのお尋ねについてでありますが、6名の感染者の治療費や療養費につきましては、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」、いわゆる感染症法の規定により個人負担はなく、また、人事上及び給与面におきましても特別休暇等の扱いとなりますので、不利益となる状況にはございません。
 なお、公務災害の認定申請につきましては、本人らの意向を確認したうえで、療養期間が長かった1名について、当該職員が今後も不利益を被ることがないよう、地方公務員災害補償基金と認定申請に向けた調整を図っているところでございます。
 今後も、警察職員の感染防止には万全を期してまいりたいと考えております。

P.148 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.148 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 1名の方が約1か月療養され、その職員も不安であったことと思います。不利益が生まれないような対応となったことについては安堵いたします。
 一方、一般企業に目を向けると、温かい対応ばかりではなく、給料を減額される実情も多数うかがえます。そういった実情にも、県には目を向けていただくようお願いいたします。
 今回、県警でわかったのも検査できる体制があったからでもあります。私は、医療的支援だけでなく、経済的視点でも検査は必要だと考え、手軽で安価な検査体制構築をずっと言い続けております。他国の状況を見ても、今後も検査への需要はまだ高いものと認識しております。陰性証明の議論も始まっており、今後、さらにニーズが高まることが想定されますが、県の見解について、お尋ねいたします。

P.148 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 福祉保健部長。

P.148 ◎答弁 福祉保健部長(寺原朋裕君)

◎福祉保健部長(寺原朋裕君) 県におきましては、発熱等の症状があり、検査を必要とされる方が迅速に検査を受けることができる体制の整備が重要であると考えております。
 一方、自費検査に関しては、これまでに民間検査機関等へ検査機器の導入を支援し、行政検査に加え、自費検査としても積極的に活用するよう促しており、離島を含む県内全域で自費検査を行うことができる体制を整備したところであります。
 県としましては、さらなる感染拡大に備え、引き続き、検査体制の拡充強化に取り組んでまいりたいと考えております。

P.148 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.148 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) どこでも自費検査できる体制になったことは、少しずつ進んでいることと理解します。ただ、社会経済活動を活性化させるためには、さらに身近に検査ステーションのようなものが必要になってくると思います。そういった想定も進めていただくことを改めて要望いたします。
 (3)新型コロナ対応病床確保、療養施設との連携、回復後のフォロー。
 新型コロナ感染症との闘いは2年に差しかかろうとしており、県民の皆様が知りたい情報も大分変わってきました。新規感染者数の大事なデータでありますが、なぜ県民の皆様に様々我慢をしていただいているのかというと、命を守るためであり、医療逼迫を引き起こさないためでもあります。
 ワクチンは、先日知事が述べられたように、発症と重症化を減らす効果が期待できます。結果、医療逼迫を招かない状況になることが予測できるのですが、長崎県において、ワクチン接種者の最新の感染状況、そして、入院となった方々のうち、ワクチン接種者がどれだけの割合がいるのか、お尋ねいたします。

P.148 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 福祉保健部長。

P.148 ◎答弁 福祉保健部長(寺原朋裕君)

◎福祉保健部長(寺原朋裕君) 県内のワクチン接種者の感染状況については、直近のデータである8月23日から1週間の県内の新規感染者のうち、接種状況が不明の方を除いて、2回接種していた方が約9%、1回接種の方が約5%、未接種の方が約85%となっております。
 入院している感染者のうち、ワクチンを2回接種した方の割合は約17%、1回接種した方の割合は約11%となっておりますが、これは2回接種者の約半数が60歳以上の高齢者であることが影響しているものと考えております。

P.149 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.149 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 全体の数値で答えていただくと効果があるようにも感じる部分でありますが、今の答弁だとなかなか難しい部分もあるのかなと感じたところでもあります。引き続き、このような数字を客観的に発信することで、ワクチンの効果が県民の皆様にわかるように、ぜひお願いしたいと思います。
 また、入院されている方も重症の方はわかるのですが、中等症も細分化し、さらにわかりやすい情報発信に努めていただきたいです。
 これまで、新型コロナに対応できる病床確保に県も尽力し、医療機関にもご協力をいただきました。今後、重症化減少が見込まれるならば、ある程度新規感染者が出ることを許容する社会をつくらなければならないと考えております。同時に、通常医療へ負荷をかけない方法が求められますが、県の方針について、お尋ねいたします。

P.149 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 福祉保健部長。

P.149 ◎答弁 福祉保健部長(寺原朋裕君)

◎福祉保健部長(寺原朋裕君) 新型コロナウイルス感染状況の公表に当たっては、性別、年代別、居住地別等の発生状況やワクチン接種の有無など、毎週詳細な情報を発信しているところですが、現状、医療機関等による情報入力が必要な軽症、中等症の再区分の把握までは困難となっていることから、入力を促していくこととしております。
 また、入院状況につきましては、病床確保計画において、感染の状況に応じたフェーズごとに確保病床数を設定しておりますが、特定の医療機関に大きな負担がかからないよう、フェーズが上がるごとに、より多くの病院に病床を確保していただいているほか、宿泊療養施設の臨時の医療施設も活用するなど、重層的な医療体制を構築しております。

P.149 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.149 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ほかの病気で苦しんでいる方々もおりますので、通常医療を確保するためにも、できる限り療養施設で受け止める体制が必要だと考えております。引き続きお願いいたします。
 そして、後遺症で悩む方のことも忘れてはならないことです。今、県の方針は、かかりつけ医に相談とのことですが、症状は個人差がありますし、かかりつけ医では対応できないお話も、現場や患者からも伺います。
 本来、かかりつけ医から医療機関を紹介いただくのがあるべき姿なのですが、かかりつけ医がいない方もおりますし、後遺症に対応できる医療機関を紹介することが求められますが、周知を含めて県の対応について、お尋ねいたします。

P.149 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 福祉保健部長。

P.149 ◎答弁 福祉保健部長(寺原朋裕君)

◎福祉保健部長(寺原朋裕君) 新型コロナウイルス感染症の後遺症が疑われる場合は、まずはかかりつけ医へご相談していただくようご案内しておりますが、かかりつけ医がいない場合などは最寄りの保健所へご相談していただき、症状に応じた専門の医療機関をご紹介しているところであります。
 後遺症に関しては、疲労感や倦怠感、息苦しさ等の症状があり、県としては、国の研究結果と併せ、後遺症に関する情報についてもホームページを通じて周知しているところでありますが、今後とも、様々な媒体を通じて正確でわかりやすい周知に努めてまいりたいと考えております。

P.149 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.149 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 保健所で対応いただけるとのことで、ぜひ周知を積極的に行い、県民の不安軽減に努めていただくことをお願いいたします。
 (4)脱緊急事態を目指した出口戦略。
 県民の皆様は、既に我慢の限界を超えております。廃業した店舗もありますし、雇用も失われております。また、度重なる緊急事態宣言により、お願いの効果も薄れていることは知事も感じていることと思います。変わったことはワクチンの存在でありますが、我々世代でも接種を迷っている方がたくさんおります。他県では、様々なキャンペーンや広報を行っておりますが、県の接種促進策を伺います。

P.150 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 福祉保健部長。

P.150 ◎答弁 福祉保健部長(寺原朋裕君)

◎福祉保健部長(寺原朋裕君) 県としましては、新型コロナウイルス感染症の発症・重症化予防を図るため、多くの方々にワクチン接種を受けていただくことが大変重要と考えております。
 全国的な調査によると、若者の未接種者の要因として、ワクチンの効果に対する疑問や副反応への不安があると考えられることから、県ホームページやツイッター等において、ワクチン接種の効果について広く周知するとともに、副反応症状やその頻度及びこれらの症状の大部分が接種後数日以内で回復していることなど、正しい情報を発信しているところであります。
 今後も、ワクチンに対する正確でわかりやすい情報発信とともに、若者の接種機会の拡充を図りながら、ワクチン接種を進めてまいりたいと考えております。

P.150 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.150 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 特に、キャンペーンというわけではなくて、広報をしっかり行うという答弁だったと認識しました。
 ワクチン接種が進めば、様々な日常を取り戻すことにもつながります。しかし、この2年の損失は金額でははかれないものも多々あります。音楽、芸術といった文化的活動、これまでの長崎の歴史から培ってきた、例えば、ランタンフェスティバルといったイベントも数々中止となり、継承ができていない影響が今後わかってくるものでもあります。
 このような機会を取り戻すことは、行政の支援も一定必要だと考えておりますが、県の考えについて、お尋ねいたします。

P.150 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 文化観光国際部長。

P.150 ◎答弁 文化観光国際部長(中崎謙司君)

◎文化観光国際部長(中崎謙司君) コロナ禍の中、昨年度は「ながさきオンライン文化祭」を開催しまして、若者が参加しやすい鑑賞、発表の機会を提供するなど、文化芸術活動の継続支援に取り組んでまいりました。
 今後は、オンライン文化祭で培ったノウハウを活かしながら、コロナ禍における文化芸術活動の機会の提供を行うことにより、県内の文化活動やイベントの本格再開を後押しし、その後、活動再開に至った際には、集客に向けたPR支援などを行ってまいります。
 例えば、今お話にありましたランタンフェスティバルが開催されるということになれば、マイクロツーリズムへの対応という観点で、福岡県をはじめとする近隣圏域における旅行会社での店頭PRをより充実させてまいります。
 県といたしましては、令和7年度の国民文化祭に向け、多様な関係者と連携を図りながら、文化活動やイベントが継続、発展できますよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

P.150 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.150 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ありがとうございます。引き続き、目を向けていただくようお願いいたします。
 県民の皆様は、まだ暗闇の中におります。知事の会見でも、先ほど申し上げたように事実を伝えようと努力いただいておりますが、お願いの部分は我慢を強いるものばかりです。致し方ないことでもありますが、いつまで我慢すればよいのか、この我慢の先にどういった未来があるのか、それを示すことは、私はとても大事であると考えております。緩むことを危惧というのではなく、県民を導くために、長崎県知事としての想定について、お尋ねいたします。

P.151 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 知事。

P.151 ◎答弁 知事(中村法道君)

◎知事(中村法道君) 長期化するコロナ禍において、県民の命と健康を守るため、県民生活や社会活動等に一定の制限をかけるなどの感染防止対策を講じながら、経済との両立を図ってきたところでありますが、ワクチン接種が進むことで、こうした行動制限の在り方も変えていく必要があるものと考えております。
 そうした中、先般、国においては、ワクチン接種の進展を前提とし、感染状況が厳しい緊急事態措置区域やまん延防止等重点措置地域における行動制限緩和の基本的な方向性が示されたところであり、今後、自治体や事業者を含めた国民的な議論を行うとともに、制限緩和が人流や感染状況等に及ぼす影響等についての実証実験等も踏まえ、具体化を進めることとされております。
 行動制限の緩和に当たっては、県民の皆様方の誤解を招かないためにも、変異株の動向やワクチンの有効性などの知見を踏まえ、ワクチン接種がどの程度進めば、どういった緩和が可能になるのか、詳細なロードマップを国においてお示しいただくことが重要であると考えており、このことについては、先般の全国知事会議においても意見として申し上げたところであります。
 いずれにいたしましても、行動制限の緩和については、感染状況が落ち着いている地域に対する適用の方向性など、具体的な内容が明らかになっていないことから、ロードマップを含めた国の出口戦略の検討状況を注視してまいりたいと考えているところであります。

P.151 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.151 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) あと1か月ほどで、長崎県内もワクチンを打ちたい人は打ち終わることになるかと想定されております。感染ゼロは無理ですが、その時に備えて考えておかなければなりません。医療的サポート体制も県民のマインドも導けるよう、ぜひお願いいたします。
 2、県の情報発信戦略について。
 (1)災害時対応について。
 令和3年8月豪雨では、貴い命が失われ、各地で土砂崩れや道路の崩壊など、日常生活に影響を及ぼしました。長崎県には特別警報が発令され、命を守る行動が求められておりましたが、どれだけ県民の皆様に危機感が伝わったのか、私自身課題を感じたところでもあります。
 雲仙地獄の土砂崩れ箇所は、人が立ち入れなかったため、ドローンで確認を試みたと報道がありました。
 熱海での甚大な土石流の跡も、静岡県がドローンで撮影し、メディアに提供して、状況を県民、国民の皆様に広く伝える役割を担いました。
 得られる情報は、県民にとって大切な財産でもあり、今後も様々な場面で活躍が期待されるドローンでありますが、まずは県で保有しているドローンの台数、そして、操縦可能者数とその活用状況について、お尋ねいたします。

P.151 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 土木部長。

P.151 ◎答弁 土木部長(奥田秀樹君)

◎土木部長(奥田秀樹君) 土木部では、平成29年度にドローンを導入して以降、現在13機を保有し、毎年操縦者を養成して、現在198名の職員が操作可能となっています。
 また、保有しているドローンは、災害状況の早期把握や情報収集のほか、インフラの各種点検など幅広い用途で活用しています。
 なお、県では、大規模災害発生時には、自前のドローンだけではなく、災害支援協定に基づき、建設関連団体によるドローンを活用した情報収集も行っているところです。

P.152 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 農林部長。

P.152 ◎答弁 農林部長(綾香直芳君)

◎農林部長(綾香直芳君) 農林部では、地方機関に林地の災害時に活用できるドローンを12機保有しており、現在89名の職員が操作可能となっております。
 また、農林部におきましても、保有しているドローンを、災害時における迅速な被害確認や情報収集のほか、森林の調査など幅広い用途で活用しております。

P.152 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.152 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ありがとうございます。操縦者を含めて機動的に対応ができそうだなと私自身感じたところであります。
 ドローンを含めて写真や動画、視覚的な情報を用いて県民の皆様に伝えることはとても重要なことです。災害に備えた情報、現状や被害について、文字だけでなく、県民の皆様に視覚的に訴えることは、危機感の共有や正しい情報を伝えることには効果的だと考えておりますが、今後の情報発信の在り方について、お尋ねいたします。

P.152 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 危機管理監。

P.152 ◎答弁 危機管理監(多田浩之君)

◎危機管理監(多田浩之君) 県では、災害時に防災情報システムによって、市町から避難情報の発令状況や避難者数、被害状況等の報告を受けまして、それを取りまとめてホームページの発信や報道機関等へ情報提供を行っているほか、ツイッターでも気象警報の発表などを発信しております。
 現行のシステムについては、迅速な情報発信や地図ベースでの情報提供の不足、スマートフォン表示の未対応といった課題があることから、新システムへの更新による高度化について研究しております。
 地図上での様々な防災情報表示など視覚的にわかりやすい情報提供は重要だと考えており、より迅速かつ多様な情報提供ができるよう、防災情報システムの充実に向けて検討を進めてまいります。

P.152 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.152 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ありがとうございます。今後のシステム構築を見据えた答弁だと理解いたしました。ぜひ県民に早く正確な情報が届く仕組みづくりをお願いいたします。
 また、今回、県の情報戦略について問いましたが、SNSは、県の情報を伝える大事なツールでもあります。しかし、うまく使われていない現状も見受けられます。
 8月9日と言えば、長崎県出身の方は誰もが意識する大事な日でありますが、関連したツイートをしたのは交通局とミライon図書館、そして、医療政策課の3つだけでした。平和の尊さと原爆の悲惨さを世界へ伝える大事な日であることを認識しているのであれば、この対応は私は残念でなりません。これは一例でしかありませんが、どういった情報を伝えたいのか、伝わってほしいのか、いま一度考えてほしいと思います。
 3、出産育児支援と働き方改革について。
 (1)コロナ禍における出産育児支援について。
 父親となり、1年と3か月が経過し、日々成長する我が子のスピードには驚かされ、いとおしいという言葉の意味を理解しました。子は宝であります。そして、次の世代にも魅力ある長崎県を引き継ぐためにも、出産、育児支援は、既存の枠組みにとらわれない体制が必要だと常々思っております。
 妊産婦応援新生児特別給付金は、昨年度、新型コロナの影響により、退院等の不安や負担を抱える妊婦の方々に安心して出産していただくことを目的として支給されました。
 コロナの影響は長引き、病院に付添いも出産への立会いもできない状況が続いております。また、市町管轄でありますが、感染状況が悪化すると子育て支援センターも休館し、出産、育児を取り巻く環境は一層孤独が増しており、しっかり目を向けて支援しなければなりません。
 昨年と状況は大差ありませんが、給付金の支給を含め支援を検討していただきたいと思いますが、県の方針について、お尋ねいたします。

P.153 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) こども政策局長。

P.153 ◎答弁 こども政策局長(田中紀久美君)

◎こども政策局長(田中紀久美君) 昨年度実施いたしました妊婦応援新生児特別定額給付金は、国の特別定額給付金が、基準日以降に出生した新生児が対象外であることに不公平感がある中、市町から県への支援を望む声などを踏まえて事業化したものでありますが、現時点では、このような状況にないことから、独自の給付金の支給は考えておりません。
 一方、現在、国の事業において、低所得の子育て世帯に対し、「子育て世帯生活支援特別給付金」として、児童一人当たり一律5万円を支給しており、令和4年2月末までに生まれる新生児も対象となっているところであります。
 県といたしましては、感染への不安等を抱える妊産婦に対する支援は、孤独、孤立を防ぐ観点からも大変重要と考えているところから、新型コロナウイルスに関する相談窓口の設置やPCR等検査費用の助成などを行っているところであり、今後とも、妊産婦の方々が安心して出産、子育てができるよう、市町とも連携して支援を行ってまいります。

P.153 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.153 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 給付金の支給はなかなか難しいというご答弁でもありました。そこは大変残念であります。
 コロナ禍の影響もあり、少子化は予測を10年ほど上回るスピードで子どもの数が減っていくとされております。必要なところに絞ってというスタンスではなく、やれることは何でもやる、そういった危機感を持って臨むべきと私は考えております。今後も引き続き支援の在り方、検討をお願いいたします。
 (2)働き方改革。
 育児を経験させていただいて感じたことは、子育てが大変だというだけでなく、この期間というのは、かけがえのない期間で、とても貴重であるということです。男性の育児参画は、子どもだけでなく、家族と向きあい、2人目、3人目と続く重要な時期であり、家事を含めて支え合うことが大事です。この貴重な期間に向きあうには、これまで以上に男性の育休取得向上が求められておりますが、県職員の現状はどのようになっているのか、お尋ねいたします。

P.153 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 総務部長。

P.153 ◎答弁 総務部長(大田圭君)

◎総務部長(大田圭君) 知事部局におけます男性職員の育児休業の取得状況につきまして、昨年度は22名、取得率26.8%でありまして、一昨年の7名、取得率8.1%と比較しまして大きく増加をしているという状況にございます。
 男性職員の取得促進を図るために、リーフレット等による周知に加えまして、令和元年8月から、対象者全員に対して、育児プランニングシートを活用して、所属長と面談のうえ、育児休業の取得予定や職場のサポート体制を徹底するなど、職場全体で育児と仕事の両立を応援する働きやすい職場環境づくりに努めております。
 また、昨年4月から、これらの取組を職員用ポータルサイトで毎月周知するとともに、今年度からは、毎月19日を「育児の日」に指定をいたしまして、休暇取得や定時退庁を推奨するなど、県庁全体で育児中の職員を応援する職場環境づくりを進めておりまして、引き続き、家庭と仕事の両立支援に取り組みながら、男性職員の取得促進に努めてまいります。

P.154 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.154 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 今の報告、男性の育児休暇も昨年報告と比較したら3倍頑張っていただいているのかもしれませんが、まだまだ足りないところがあると、まだ7割以上の方が取得していない実情もありますので、そういったとこも認識して、県全体によりよい啓発となるよう取り組んでいただくよう、お願いをいたします。
 4、教育行政について。
 (1)子どもたちの教育機会担保。
 コロナ対応も含めて、自宅でもオンライン授業を受けられるようにと、県立高校に一人一台のタブレット型端末が7月までに配布されました。委員会やこの本会議場でも、私も何度も議論をさせていただき、よりよい導入の在り方を意見してきました。二学期も本格的に始まり、実際の取組状況について、お尋ねいたします。

P.154 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 教育委員会教育長。

P.154 ◎答弁 教育委員会教育長(平田修三君)

◎教育委員会教育長(平田修三君) パソコンの整備は今年7月に完了したところでございまして、教員のスキルにはまだ個人差もありますけれども、現段階での授業における一般的な活用法としましては、生徒が学習内容をインターネットで深く調べてまとめるということや、教師が教材等のデータを生徒のパソコンに送って使用するなどが挙げられます。
 また、特徴的な活用方法としまして、授業で学習した内容についてパソコンを用いた小テストを行い、自動採点により即時に数値化された結果のデータを活用して、個々の生徒の理解度を蓄積、把握し、授業に活用している教員もおります。
 さらに、数学では、平面図形を回転させてできる立体の体積を求めるなどの問題において、パソコン上で実際の動きを可視化して具体的にイメージさせているといった事例もございます。
 今後、研修等を通じまして、教員の指導力を高めて、さらにICTを活用した授業の充実を図ってまいりたいと考えております。

P.154 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.154 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ありがとうございます。一定進んでいることもご答弁いただきました。ただ、まだまだ課題があると、現場からも、そして、高校生からも伺います。引き続き、よりよい使い方を私も提案してまいりますので、よろしくお願いいたします。
 コロナ禍で様々な機会が奪われてしまいました。学校という場所では、勉強さえしておけばいいものではありません。一緒に汗を流して一体感を得たり、アイデアを出し合って切磋琢磨し、多様な価値観を生み出したり、寝食を共にしながら自然や新たな文化を学んだり、それは決してかえがきかない一生残る経験であります。
 私としては、そういった体育祭、文化祭、修学旅行といった行事は、高校生にとって今後の人生の糧となり、できる限り中止という選択を避けてほしいと考えております。現状どのような形になっているのか。
 併せて、新型コロナに対する捉え方は人それぞれであり、各家庭によっても価値観は違います。新型コロナに罹患したり、濃厚接触者になった場合、または怖くて出席できないなど、様々想定されますが、コロナに関する欠席の取扱いに対する見解をお尋ねいたします。

P.155 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 教育委員会教育長。

P.155 ◎答弁 教育委員会教育長(平田修三君)

◎教育委員会教育長(平田修三君) 学校行事につきましては、8月末に開催した県立学校の校長会において、感染防止対策を徹底したうえで、実施に向けて検討をお願いしたところであります。
 例えば、体育祭や文化祭につきましては、就職や進学の試験日程の都合でやむを得ず実施できない学校も数校ございますけれども、ほとんどの学校において、生徒が密集したり、大声を出したりする活動を避けたり、開催日を延期したりするなどの工夫をしたうえで実施を予定しております。
 修学旅行につきましても、時期の変更や県内も含めた行き先の検討など、実施に向けた準備を進めているところでございます。
 また、本人や家族に発熱や風邪症状がある場合や、子どもの感染が不安で休ませたいと保護者の方からご相談があった場合などの取扱いにつきましては、文部科学省からの通知に基づいて、校長が合理的な理由があると判断すれば、欠席としない等の柔軟な対応を行っております。

P.155 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.155 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 数は少ないですが、行事ができなかった学校もあるという答弁でもありました。残念ではありますが、少しずつ、これも来年に向けてかもしれませんが、できる限り、できることをできるように学校と連携していただくようお願いをいたします。
 また、コロナで不安を抱える生徒も多数おりますので、そこには一定の配慮、優しさを持って接していただくようお願いをいたします。
 次に、入試機会の確保について、お尋ねをいたします。
 ワクチン接種が今後も進み、コロナに対する考え方も変わっていくと想定されておりますが、次行われる県立高校入試への対応は変わらず、入試機会を奪うことがないような対応をお願いしたいと思いますが、教育委員会はどのように考えているのか、お尋ねをいたします。

P.155 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 教育委員会教育長。

P.155 ◎答弁 教育委員会教育長(平田修三君)

◎教育委員会教育長(平田修三君) 受験生が安心して入試に臨めるよう感染状況を見ながら、学校とも連携して準備を進めてまいりたいと考えています。
 具体的には、前期及び後期選抜の検査当日は、本会場以外でも受験できるように別室を設置することに加え、感染等で後期選抜を受験できなかった受験生には、1週間後に追検査を実施します。
 また、今後の感染状況によっては、追検査も受験できない場合の対応も検討してまいります。
 高校入試の実施に当たりましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、特定の受験生が不利益を被ることがないように配慮してまいります。

P.155 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.155 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ありがとうございます。まだまだ新型コロナは過渡期でもあると思いますので、入試機会を奪うことがないよう対応というご答弁でありましたので、ぜひともお願いをいたします。
 (2)包括的性教育への取組。
 日本においても、これまで性に関する知識やスキルといった性教育にとどまらず、国際的に広く推進され、人権やジェンダー観、多様異性を学ぶための重要な概念として、包括的性教育の普及が不可欠となっております。様々な機会を通して学ぶ必要があると考えており、例えば、外部の講師を招いて講演する機会もコロナ禍で限られてしまっております。
 国の研究事業の一環でつくられたのが、こちらの「つながるBOOK」でございます。(冊子掲示)コロナ禍で様々な悩みに直接向きあう機会が減っている現状もあり、正しい知識を伝えるためにも作られております。ネットには様々な情報があふれておりますが、正しい情報にたどり着くためにも、このような「つながるBOOK」を用いて、少しずつでも学校現場で役立てることは必要だと考えておりますが、県の考えについて伺います。

P.156 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 教育委員会教育長。

P.156 ◎答弁 教育委員会教育長(平田修三君)

◎教育委員会教育長(平田修三君) 学校におきます性に関する指導については、児童生徒の発達段階を踏まえ、保護者の理解に配慮しながら学習指導要領にのっとって、心身の調和的発達を重視して、性に関する正しい知識と命の大切さや相手を思いやる心、将来のライフプランを考え、適切な行動ができる資質の育成に努めております。
 また、産婦人科医等を学校へ派遣し、専門的な立場から性に関する正しい知識を学ぶ機会も設けております。
 ご案内の冊子には、性に関して生じます諸課題に当事者として対応するための情報が掲載されておりますことから、教職員が個別指導の場面で活用できるのではないかと考えますので、保健主事や養護教諭等の研修会において情報提供をしてまいります。

P.156 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.156 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ありがとうございます。段階的に検討いただけると、周知も含めて行っていただくという答弁でした。多くの方に理解が深まることを期待しますし、必要な方に必要な情報が届くことをお願いいたします。
 5、ナガサキ・アーバンルネッサンス2001構想の評価について。
 (1)事業の評価について。
 水辺の森公園には、噴水があります。暑い時には水と触れあえる貴重な遊び場となっていたのですが、そこの看板に「危ないので、遊ばないでください」と書いてありました。実態と看板のメッセージがあまりにも乖離していたので、前回の委員会で指摘をさせていただき、「気をつけて、ご利用ください」と表現が変わりました。県もすぐにご対応いただき、県民の方からもお礼の言葉を私に数十件いただきました。ご対応いただきまして、ありがとうございました。
 しかし、ここで一つ懸念が浮かびました。昭和61年に策定された「ナガサキ・アーバンルネッサンス2001構想」は、北は松山、南は松が枝方面を対象区域としており、長崎港臨海部においては、戦前からの軍事機密上の配慮から、工場や倉庫が建ち並び、鶴の港とたたえられた港への眺望を遮られておりました。市民や観光客が親しめる水辺の空間が渇望され、構想策定に着手された歴史があります。そういった思いが共有されていないのではないかと懸念しております。
 そこで、現時点で「ナガサキ・アーバンルネッサンス2001構想」をどのように評価し、そして、思いを共有しているのか、お尋ねをいたします。

P.157 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 土木部長。

P.157 ◎答弁 土木部長(奥田秀樹君)

◎土木部長(奥田秀樹君) 本県では、昭和61年3月に多様な人々の交流の場として、親水機能を持つ都市空間の実現などの基本方針を掲げ、「ナガサキ・アーバンルネッサンス2001構想」を策定し、長崎の臨海部の都市再生に取り組んできました。
 構想に位置づけられた事業のうち、代表的な施設である長崎水辺の森公園は、平成16年に完成し、親水機能を持たせ、来訪者に感動を与え、生活に潤いを提供しています。
 長崎水辺の森公園は、港の風景を楽しむ場やにぎわいの場として定着し、県民に広く親しまれるなど、県民アンケートの結果においても高い評価を得ており、県としても、県民に愛着と誇りを持っていただける施設になったと自負しています。
 「ナガサキ・アーバンルネッサンス2001構想」は、当初の目標を達成し、役割を終えていますが、その後、整備された県庁前に広がる防災緑地や既存施設の更新においても、親水機能を持つ都市空間形成に取り組んでいるところであり、今後も、構想策定当時の思いを継承してまいります。

P.157 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.157 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ありがとうございます。私も先日、海の方からヨットに乗って、水辺の森公園、アーバンルネッサンスでつくられたまち周辺を見させていただきました。やはりとてもいい場所になったなと感じているところでもあります。
 今、答弁にありました親水性、水と親しむ場というのは、本当に水辺の森に求められている活用でもあると思います。海と接する場面でもありますので、やはり海と親しむということを考えるのであれば、海と接する部分には、海水にさわれる場所というのをぜひつくっていただきたいなと思っております。
 この水辺の森公園もそうなんですけれども、やはり使い方というのは、県民、市民の方が決めるものでもありますので、そういう場所を設けることで、新たな使い方というのはどんどん生まれてくるものと思います。ぜひ検討していただくようお願いをいたします。
 6、IR事業者決定プロセスについて。
 (1)事業者からの指摘について課題認識。
 IR事業に関する説明は、これまでの一般質問でも様々議論されておりましたので、省略をさせていただきますが、8月10日、事業者が「カジノ オーストリア」に選定されたと県から発表されました。
 しかし、それより前の8月6日に、別の事業者が「選定プロセスに倫理的疑義がある」といった声明を発表されました。その後も、マスコミ等を通じて意見広告が出され、知事もご覧になったと思いますが、県民の皆様も目にすることとなり、県への不信感にもつながっております。
 私は、行政側に不正があるなら、迷わず行政をたださなければなりませんし、そうでないならば、選定されなかった事業者の主張に対して真摯に疑義を払拭する姿勢を示さなければなりません。私は、長崎県がおとしめられている状況を望みません。
 そこで、お尋ねをいたします。
 7月9日に県から事業者側へ、廉潔性調査の結果に確認事項通知があり、7月12日に、県と事業者間でビデオ会議がなされております。そこで廉潔性調査を基に、県から辞退を迫られたと主張しておりますが、それは事実でしょうか。

P.158 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 企画部長。

P.158 ◎答弁 企画部長(浦真樹君)

◎企画部長(浦真樹君) 県といたしましては、IR事業者の公募選定につきまして、その手続を進めていく過程において、募集要項にのっとった合理的な範囲で応募事業者との様々な対話を行ってきているところでございます。
 こうした事業者との具体的な対話の内容につきましては、守秘義務の対象となっておりますことから、公表することはできませんけれども、県が、特定の事業者に対し、辞退を迫ったことはございません。

P.158 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.158 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) なかなか答弁いただけなかったですね。私としては、辞退を迫ったということではなくて、提案した、その内容を伺いたかったです。提案という形だったらですね。
 今議会の質疑で、「審査委員会と廉潔性調査はそれぞれ独立して、審査結果に廉潔性調査結果は影響ない」と答弁をいただきました。
 審査委員であった上田副知事は、いつ、どんな形で初めて廉潔性調査内容を知ったのか、お尋ねいたします。

P.158 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 上田副知事。

P.158 ◎答弁 副知事(上田裕司君)

◎副知事(上田裕司君) 審査委員会は、応募事業者からの提案内容につきまして、公平・公平に審査を行うため、国の基本方針を踏まえ設置した県の諮問機関でありまして、私も委員の一人として審査に参画をいたしました。
 一方、廉潔性調査は、応募事業者並びにその関係者を対象に、専門の調査会社に委託して実施をするものでありまして、県において調査結果の取扱いを判断すべきものであると考えております。
 こうしたことから、審査委員は、廉潔性調査の結果を一切知らされておらず、純粋に事業者からの提案内容について採点を行ったものであり、廉潔性調査結果が、審査委員会による採点結果に影響を及ぼしたことは、一切ございません。
 なお、廉潔性調査の具体の内容につきましては、現時点におきましても、私は承知をいたしておりません。(発言する者あり)

P.158 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.158 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 廉潔性調査の内容を今も把握していないという答弁でした。審査委員会としては、しっかりと方向性に評価をしたという答弁であったんですけれども、いまだ内容を知らない。県民の皆さんが様々な疑義が生じて、県への不信感が高まっているにもかかわらず、内容を知らないというのは、私は、それが県の副知事としていかがなものかと感じた部分でもあります。
 そしたら、県として、「ニキ チャウフー グループ」、「オシドリ コンソーシアム」側の主張は、今どのように受け止めているのか、お尋ねいたします。

P.158 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 企画部長。

P.158 ◎答弁 企画部長(浦真樹君)

◎企画部長(浦真樹君) 「オシドリ コンソーシアム」並びに「ニキ チャウフー グループ」におかれましては、世界的なコロナ禍の中、九州長崎IRの設置運営事業予定者の公募に参加いただきますとともに、それぞれのノウハウや強みを活かしながら特徴のある提案をいただいたものと思っております。
 また、8月4日に開催いたしました第2次審査のプレゼンテーションにおきましても、それぞれのグループの事業コンセプト、あるいは各施設の特徴、事業計画などを熱心にご説明いただいたものと認識をしております。
 そのうえで、審査委員会において専門的知見に基づいて審査をいただき、法定協議を経て、事業者の選定に至ったものでありまして、2つの事業者のご主張はございますけれども、県といたしましては、最終の審査結果については既に公表をさせていただいているとおりでございます。(発言する者あり)

P.159 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.159 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) わかりりました。ちょっと話を移しますが、「カジノ オーストリア」については、審査委員会からの報告にもあったように、資金、交通やゼネコンといった協力する企業が集まっておらず、本当にできるのか不安がある。審査委員会もそういった課題があることを報告はしておるのですが、現状どのようになっているのか、お尋ねいたします。

P.159 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 企画部長。

P.159 ◎答弁 企画部長(浦真樹君)

◎企画部長(浦真樹君) IR事業者の選定に当たりましては、応募時点におきます財務状況等を基に審査が行われておりまして、審査委員会による審査講評におきましては、全ての応募事業者に対しまして、国の区域認定獲得に向けて、財務面や事業検討体制、あるいは懸念事項対策等について、さらなる充実・強化を求める附帯意見が示されております。
 こうしたことから、「カジノ オーストリア」におきましても、IR事業の運営主体となる特定目的会社、いわゆるSPCの設立に向けまして、金融機関、ゼネコンを含む複数の大手国内企業、さらには地元九州の企業とも具体的な協議を進めているとの報告を受けております。
 今後、こうした動きが着実に進展することで、財務面や体制面がより強化されていくものと考えております。
 県といたしましては、設置運営事業予定者である「カジノ オーストリア」と連携をさらに図りながら、区域認定の獲得に向けて、優れた区域計画を作成できるよう努力してまいりたいと考えております。(発言する者あり)

P.159 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.159 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ご答弁ありがとうございます。今の話で具体的な企業名、もちろん株価へ影響する可能性もあり、企業名を言えないことは理解をします。
 ただ、今、集まってきていると、しっかりできるようにグループを組んできているのを報告いただいたとご答弁いただきましたが、その内容をいつ知ったのか、お尋ねをいたします。

P.159 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 企画部長。

P.159 ◎答弁 企画部長(浦真樹君)

◎企画部長(浦真樹君) 現状の動きにつきましては、設置運営予定事業者として、8月30日に正式に決定をいたしました。それから、当然ながら随時事業者とは協議、打ち合せさせていただいておりますので、その過程の中で、適宜報告を受けているという状況でございます。

P.159 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.159 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) なので、8月4日のプレゼン前には、今のお話は知らなかったと、そこから決まって、いろいろなゼネコンとか、大手金融機関との連携が始まったという答弁だったと私は認識したんですが、それでよろしいですか。

P.159 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 企画部長。

P.159 ◎答弁 企画部長(浦真樹君)

◎企画部長(浦真樹君) 当然審査に臨むに当たって、その時点でのいわゆる財務状況、あるいは事業体制、こういったものは事業者の側から、提案の中で説明がございます。そこからさらに、審査委員会の審査講評による指摘、附帯意見等も踏まえて、さらなる体制の充実強化を今図っていると、財務面も含めてですね。そういう状況でありまして、そういった動きについては、正式に審査、そして、事業者を決定した後の動きの中で、適宜報告を受けているということでございます。

P.160 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.160 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 具体的にご答弁いただけないので、先に進むんですけれども、今後、県民が持つ不信感や不安を払拭することは必要だと思っております。
 今のお話で、具体的な企業名はそのプレゼンのときには出てきてなかったのではないかと、「ニキ チャウフー グループ」、「オシドリ コンソーシアム」側が指摘しております。いろんな指摘がある中で、一定理解する部分も私はあるので、様々な疑義に対して丁寧に対応していくことが、それが県民に示すことにつながると思っております。
 今後どのように向きあっていくのか、お尋ねいたします。

P.160 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 企画部長。

P.160 ◎答弁 企画部長(浦真樹君)

◎企画部長(浦真樹君) 「オシドリ コンソーシアム」、それから、「ニキ チャウフー グループ」におかれましては、先ほど申し上げましたように、本県IR事業者公募・選定に熱心に取り組んでいただき、具体的なご提案もいただいたこと、これについては改めて感謝を申し上げたいと思っております。
 そのうえで、今回の設置運営事業予定者の決定につきましては、あらかじめ県において策定し公表させていただいた募集要項、あるいは審査基準といったものにのっとって、審査委員会により最終の審査をいただいた結果であるということでありますので、ぜひこの点については両事業者についてもご理解をいただきたいと思っておりますし、公平・公正な審査を行ったということにつきましては、県といたしましても、これからあらゆる場面で丁寧に説明をしてまいりたいと考えております。

P.160 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.160 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) 丁寧な説明をするという最後のご答弁です。それはぜひお願いをいたします。
 「ニキ チャウフー グループ」、「オシドリ コンソーシアム」も、今答弁があったように真剣に長崎県の未来を考えて、お金と時間を使い、企画を立案するに当たっては、県内企業や県民も関わっております。ぜひしっかり向きあう姿勢を見せて、こういった疑念がないということを晴らしていただくようお願いをいたします。
 7、新産業創出について。
 (1)昆虫ビジネス等幅広いスタートアップ支援について。
 最後は、前向きな話で終わりたいなと思います。
 知事、日本でコオロギが不足しているという事態になっていることをご存じでしょうか。大企業も、材料として食用コオロギを求めており、例えば、ボディビル業界でも注目されている素材でもあります。
 1個商品をご紹介しますけれども、これはコオロギチョコレートです。(サンプル掲示)長崎県でも、コオロギシェア日本一を目指す企業が出てきております。
 このように今までの価値観にとらわれない幅広いスタートアップ支援はおもしろく、新たな事業をつくり出す、また呼び込むことにつながると考えておりますが、県として、どのように考えて対応しているのか、お尋ねをいたします。

P.160 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 産業労働部長。

P.161 ◎答弁 産業労働部長(廣田義美君)

◎産業労働部長(廣田義美君) 県におきましては、新たなビジネスモデルにより成長を目指すスタートアップ企業の集積を図るため、交流拠点CO-DEJIMAを中心として、県内スタートアップ企業の支援を行っております。
 ご紹介いただきました事例につきましては、この交流拠点において、スタートアップ企業と県内の中堅製造企業とのマッチングを行いまして、異業種による企業間連携により実現したものであり、先進的な事例として評価しているところでございます。
 また、県の支援により成長したスタートアップ企業が、大手企業に事業を売却することで資金を獲得し、新たな事業を立ち上げる県内起業家も出てきております。
 今後とも、様々な人材の交流を促し、アイデアや技術を高めあう場を提供することで、新たなサービスを創出するスタートアップ企業の集積を図ってまいりたいと考えております。

P.161 ○議長 副議長(山口初實君)

○副議長(山口初實君) 赤木議員-3番。

P.161 ◆質問 3番(赤木幸仁君)

◆3番(赤木幸仁君) ありがとうございます。先ほど紹介したチョコレート、本当にクランキーチョコレートのような食感でして、味はチョコレートなんですけれども、後味は未来を感じる味となっております。
 長崎県には上場企業はなくなってしまいましたけれども、しかし、今回ご紹介した企業、バグズウェルさんや、旅のサブスクをコンセプトに拡大しているHafH(ハフ)さん、サイバー企業としてスマートビレッジの取組を進めるアドミンなど、長崎発で上場を目指していこうとする新興企業も出てきております。それはぜひ県全体で応援していただくようお願いをいたします。
 大分時間が余ったんですけれども、答弁が40分を超えると聞いていたもので早口になってしまいましたが、最後にオリンピックの感想で聞きたいなと思ったんですけれども、それを聞いてアーバンスポーツ普及につなげていきたいと考えておりましたが、知事はこの期間、ものすごく多忙で、見ていらっしゃらないということなので、改めてアーバンスポーツの可能性を認識していただいて、その後押しをしてほしいと要望を申し上げて質問を終わります。